LYRIC


 

『HUMAN ERROR』

 

狂った街の中で、虚しく捥がいている

狂った街の中で、独りで足掻いている

狂った街の中で、苦しく悶えている

切り取られた矩形 覗き込む ブルーで

 

狂った街の中で、虚しく捥がいて言う

狂った街の中で、独りで足掻いて言う

狂った街の中で、苦しく悶えて言う

擦り切れたものを 指折り数えて

 

現実は意味が無い色

過剰に掛かる over distortion

制限ない程 吹き乱れる主従関係

虚しくないの? 歪んだ思考で over distortion

虚しいさ けど ありのまま なんて言い放って

 

脳内論争と 見苦しいだけの挙動を

これが最後だって 言い聞かしてる

 

狂った街の中で、虚しく捥がいている

狂った街の中で、独りで足掻いている

狂った街の中で、苦しく悶えている

切り取られた矩形 覗き込む Blue Day

 

綺麗に纏め上げたもの程

近寄れないでいる

 

現実は意味が無い色

異常に掛かる over distortion

制限ない程 吹き乱れる主従関係

悔しくないの? 歪んだ思考で over distortion

悔しくないよ 繰り返しに気付いている

 

体温上げて 血巡らせて 声荒げて

 

現実は意味の無い色 過剰に掛かる over distortion

制限ない程 吹き乱れる主従関係

虚しくないの? 歪んだ思考で over distortion

虚しいさ けど これが俺だ なんて言い放って

 

多層構造の資材に 包まれた物体を

雑な扱いで壊し 想像力疑がって

匿名という名の 免罪符が庇った刃を

下らん道楽 として突き付けてる

 

作詞/作曲 ソウル

 


 

『春と正常』

 

殺すほど 人を恨んだこともない

悲しみの果ての死も 僕は知らない

君の中に揺れる 記憶は剥落して

日々は廻る

 

心を守る殻が 剥がれて

黒い塗料で 染まるようだ

人と日々を比べ 泣いては凶だ

 

譲れないや 譲れないや

不要だと 思われないように

嘘を吐いた

 

殺すほど 人を恨んだこともない

嗄らした喉を開き 今此処で叫ぶ

窮屈の隙間は 醜さで埋まるから

目に見えない場所で 摩耗するのさ

 

人知れずに 感情を解体して

一つずつに 名を与え眠る

空の色は 青く塗り替わる

 

殺すほど 人を恨んだこともない

悲しみの果ての死も 僕は知らない

木々は芽吹き もう時期に 春を迎えるから

生まれる節目に 君は何を挟むの?

探しに行こう

 

作詞/作曲 ソウル

 


 

『ロッカーの喘鳴』

 

渾身の逸作と

呼称せずにいられぬ

二自転半の超大作は

行く者の騒音に化かした

おまわり(さん)の

綴じ込みに姓を印す

 

寒空が促す蚯蚓の文字は

 

ぼくを嗤ったように見えた

昇華不良の君は世渡り上手さ

そう、昨日までは

 

中毒性ロックンローラーの

鬱勃たるや、否や

君はふさぎ込んだまま

君はふさぎ込んだままさ

代わりには乏しき薬草(ハーブ)の薫り

覚書の束

 

渾身の一策はプラ製円盤と化した

叙述のようなトリックさ

戯れる黄帽 不要に鳴る防犯ブザーと

春の香りが絡む

 

著莪は鉛色に 映えてゆれる

 

君が笑ったように見えた

夕凪に似て人当たり上手さ

そう、昨日までは

 

中毒性ロックンローラーの

鬱勃たるや、否や

君はふさぎこんだまま

君はふさぎこんだままさ

苦労人は孤独に苦悩している

とぐろを巻いたまま

 

迫る怪物にぼくは彼女を差し出して

その輪郭線を愛で撫でる

以前の錯覚を手綱とするのならば

ぼくの元に戻っておいで

 

中毒性ロックンローラーの

鬱勃たるや、否や

君はふさぎ込んだまま

君はふさぎ込んだままさ

代わりには乏しき薬草(ハーブ)の薫り

覚書の束

 

君はふさぎ込んだまま

 

作詞/作曲 ソウル

 


 

『猫』

 

熟れた心に 露を落として回した

一杯頼りに 夜明けを探した夜

 

世界一汚い ドラブ色の猫の集い

俺の拵えた武器で 泣きの一局を

 

孤独を吸い込んで 草臥れないように

吸い込まれて 諦めをつけずに

ああ もう駄目なんて 思わないで

夢の先で、また会おう

 

血走る目ん玉を 捉えなくちゃ

どうやら咆哮も 鳴き声と同じらしい

だから連れて行くよ

招き猫が 左手を透かすまで

 

吸い込んで 草臥れないように

吸い込まれて 諦めをつけずに

ああ もう駄目なんて 思わないで

あの頂きで、また会おう

 

作詞/作曲 ソウル